FCB練習日記

いったいおれ どうな て

ハ◯キルーペ

4年前の12thから参戦させていただいております、大きめサックス担当の、匿名希望です。…あっそうだライダー1号でお願いします、覆面だし。今回テナーサックス吹きます。

さて不肖ライダー1号、FCBにジョインした4年前、とあるメンバーの伝説を耳にしました。なんでもその男、名古屋に異動になったにもかかわらず、ファミコン愛が高じて新幹線ではるばる東京での練習に参加し、LIVE参戦を果たしたとのこと。それを聞いて当時の私は思ったものです。

「その人は、ちょっと、アレだな。くわばらくわばら。」

時は経ち2018年。よもや自分がもっとアレになろうとは、当時思いもしませんでした。ライダー1号このたび、パスポート持参で海外から参戦させていただきます。だってだって! ロックマンですよ? コナミですよ? どれだけ若い日を捧げたと思ってるんですか! この機会を逃したらもう吹けないかもしれない(っていうか普通吹かない)。乗るしかない、このビッグウェーブに。2018年初頭、エロス先輩と同じく組織から自分探しの旅を命じられ、半ばFCBに別れを告げていた私は、14th LIVEの構想を耳にした途端頭が真っ白になり、気がつけば代表に志願メールを打っていたのでした。Dr.ワイリーのごとくリズミカルに土下座しながら。飛行機のチケット代? 838861枚買えば安くなるって大技林に書いてあった気がする(虚ろな目

きっとこんな細かいところまで読んでるFCBフリークの皆様には、私の気持ち、伝わることでしょう。文字通り空前絶後、究極の一品モノのLIVEを約束します。ぜひ10連休最終日の予定を死守しておいてください!


全然練習日記になってない。そろそろ本気出す。

【練習出発前日】
海外の同僚(20代半ば女性)に「今度LIVEでFF VII 吹くよ」って伝えたら大盛り上がり。
Wow! That’s my first FF! So cooool! Crazy!!
そのあと「全身タイツ各色を買い揃える必要がある」「ファミコンのように振舞わなければならない」「分裂して端から端まで飛び、融合して目から弾を吐くべきである」など伝えたかったのですが、全身タイツって英語でなんていうのかわからず頓挫。後から調べたら、全身タイツって日本発祥で、強いて英語で言うならZENTAIだそうです。ほんとかよ。勉強になりました。

【往路・航空機内にて】
Switchでロックマンの練習(実演)に励む。幼き日の記憶とセーブ&ロード機能という禁断の秘技のおかげで6体のボスキャラすべてを撃破するものの、イエローデビルが倒せない。なんだよこの無理ゲー。そういえば幼き日にもイエローデビルで挫折したような。ところでFCBではよくメーリングリストで「(該当ゲームを)クリアください」という指令が来ます。不思議と、楽器の練習をするより演奏レベルが上がったりします。

【練習会場へ】
タワーホール船堀の電光掲示板に「リハーサル室 FCB強化練習 13:00-21:30」とある。嫌な予感しかしない。

【練習】
個人練習ののち、初見のコナミメドレガを含め、1面・3面で予定されているほぼ全曲を合奏することに。相変わらずファミコン愛100%、人間愛0%(おに)の楽譜。しかも長い。部屋の雰囲気はさしづめアッテムト。口から血を流す者あり、指・腱・尻を痛める者あり、楽譜に黙祷を捧げる者あり。

【お気に入りの名言ピックアップ】
名言1
指揮者「みなさん、シューティングゲームには4種類あります。横画面・横スクロールのグラディウス型、縦画面・縦スクロールのツインビー型、見下ろし視点のバンゲリングベイ型。以上です。」
みんな「(???4つ目は?)」
指揮者「そのなかでグラディウス型だけは、止まらずにずっと一定速度で進みます。みなさん、グラディス型を心がけて吹いてください。」
みんな「(???ツインビーも止まんなくね?)」
名言2
「今回は指が勝手に動かない曲がある」
名言3
「演奏にMA-DA-RA愛が足りていない」
名言4
「ぜったいあの時計1時間遅れてる」
名言5
指揮者「みなさん、お疲れのようなので、多数決とりましょう。あと1曲やるか、ここで切り上げて飲みに行くか。・・・。切り上げたい人の方が多いですね。それではロックマン通します。」

アッテムトの夜は更けていくのでした。

【忘年会】
魚Xにて。アッテムトで召された亡骸が軒並み復活するのを見ました。
端のテーブルでは首脳陣が2面について話し合っています。いい笑顔。まるで「アトランチスの謎」エンディングのごんべみたいです。今年の2面も、嫌な予感しかしません。褒め言葉です。

【告知】
と言うわけで2018年最後の練習日記をお届けしました。着々と準備が進んでいます。FCB 14th LIVEは、5月5日! 10連休最終日! 場所は川口リリアです。日程・交通や宿の確保をお願いします!

【急募】
当団は指揮者用のハ◯キルーペを募集しています。練習中に譜面の練習番号FとPを間違えてループする現象が後をたちません。お尻で踏んでみるために買ったけど飽きたなど、お手持ちにあまりがありましたら、指揮者にお声がけください。

それでは良いお年を!

エロス復活

エロスです。
わたくし今回のFCBは久しぶりの参加ですので、最初に自己紹介をさせて頂きます。
2010年、FCB 10thの練習が始まって間もない頃、わたしは自分探しの旅に出るためFCBを去りました。
しかし自分は見つからなかったのでこの前帰ってきました。
そして今回14th、8年ぶりにFCBに復帰となりました。
以上で自己紹介を終わります。

復帰して思ったのですが、8年の間にFCBもずいぶんと様変わりしました。
まず団員の数が激増している。
・ホルンの音がぶ厚い!音がプルプルしてない!自称プロもいる!
・トランペットの他にコルネットパートがある!コルネットって何ですか?カスタネット
・弦バスがいる!これでFCBも名実ともに管弦楽団だ!
自分の知らないメンバーも増えています。女性団員も多いようです。当然のことながら真っ先に
「この人たちにセクハラが通じるだろうか」
と思いました。
かつてのFCB女性団員たちはエロ発言はもちろんのこと、身体を触ったり投げ飛ばしたり踏んづけたりする行為をやさしく受け入れてくれました。
しかし今はどうでしょう。
ハラスメント悪しきの風潮の今日、自分のような人間は非常に肩身が狭いです。
下手なことしたらFCBを追い出されるかもしれません。
そしたらまた自分探しの旅に…そんなのごめんだ…

内容が全然練習日記になってないので、そろそろ音楽について触れます。
FCB 14thでおそらくオープニングを飾るのはあの超人気シリーズ大作「ロックマン」。
FCBは2nd Liveで一度演奏していますが、あれから20年の時を経て今回はさらに厚みを加えたデラックス版です。メンバーも思い熱く譜面に臨みます。
しかしその譜面にて、ボス戦のパートでこのような演奏指示が。

Repeat until the character dies (念のため邦訳:キャラが死ぬまで繰り返しのこと)

ハイドンモーツァルトの譜面ではまず見られない、ゲーム音楽ならではの表記です。
しかしどれだけ一生懸命練習しても、キャラに任命されれば演奏はあきらめなければなりません。
イエローデビルをやれと言われた団員は、どうやってあれを再現するかで5月までひたすら悩み続けることになります。

自分も何のキャラを指名されるかわかりません。

けどキャラ云々はFCBの醍醐味のひとつ。犬でも死体でも何でもやってやろうじゃないの。

FCB 14th LIVE 5月5日(祝)於川口りりあ

お楽しみに

俺は・・・誰だ?

クラリネットパートのスズシです。

今回の14thがFCB初参加でまだ2回目の練習にもかかわらず、練習日記という大役(?)を仰せつかってしまい少々ビビッておりますが、現状では出演メンバーにとっても『あんた誰?』という状況かと思われますので、まずは今回参加に至った経緯に軽く触れておきたいと思います。

そもそもFCBの演奏会は12th・13thを観客としてお尻が痛かった楽しんだ側で、機会があれば是非参加してみたいという思いを抱きました。ただ、演奏にも演出にも非常な(異常な?)技術と労力が必要であろうことは観客側の私にも容易に感じ取れたため、そのような思いはあっけなく教文とオホーツクに消えて行きました。
しかしながら、13thから約2年が経過したとある日に、一緒に飲んでいた高校・大学の先輩であるTbパートのボンビー神M田村さんから、おそらくは単なる酒の勢いで突然お声が掛かり、私も同じく酒の勢いで快諾したため、なし崩し的に初参加の運びとなりました。
・・・経緯というほどの内容では無かったですね。お目汚し大変失礼致しました。

さて、ムダな前置きが長くなってしまいましたが、本題の今回の練習についてです。大田区の某練習場にてロックマンFFVIIをみっちりばっちりべったり合奏しました。

練習開始早々、連符や調号や臨時記号の嵐などによって漆黒に染まった譜面の数々と懸命に”闘う者達”に対し、指揮者からは容赦のない攻撃(指摘)が。
「演奏に揺らぎが見られるので、もっと打ち込みに徹してください。」
「いつもの人力ディレイをもっとうまく表現してください。」
など、およそ他の吹奏楽団体では絶対に出てこない類の指示が当たり前のように飛び交います。

しかし、(これでも)以前よりは優しくなったという指揮者(※本人による個人の感想です)は厳しいだけではありません。
「この部分、低音パートは援軍がいないので、周りは手加減してあげてください。」
「休憩取ります。いつもより早めですね。」
「物理的にどうしても無理な部分は言ってください。」
など、メンバーを気遣う発言も多くありました。
(ただし、最後のセリフの後に「でも、この部分は練習すればできますね。その部分もさらえばできますね。そっちもあっちも・・・(以下略)」と続いたのは内緒です。絶対言うなよ。絶対だからな。)

なお、“いつもより早めの休憩”でも、あまりの疲労により「俺は・・・誰だ?(FF?の某ツンツン頭より)」>状態となってしまうメンバーが多発していました。
(実際「練習場を出てきたメンバーが『疲れた』以外の言葉を誰も口にしない」という証言アリ。)

また、クラリネットパートには強力な援軍として数人が”見学”に来てくれました。ちなみにFCBには”見学”などという制度は無い(私も事前にそのような説明は受けておりません!)ので、是非本番まで一緒によろしくお願いします!
(演出が加わることにより今よりさらに演奏人数が減るという恐ろしい現実が待っているので、本当に切実なのです。)

そして練習後にはもちろん、反省会という名の飲み会に有志で繰り出しました。ロックマンがライフを回復するためにE缶を摂取するのと同じよう(いや確実にそれ以上)に、我々人間も疲れた体を癒すために思う存分アルコールを摂取しました。ただ、E缶は別として、アルコールは摂取しすぎると逆に体力が・・・。
※今回演奏予定のロックマン1にE缶はまだない(ロックマン2から登場)ため、どんなに本番の演出や演奏で体力を削られても、自力で乗り切る必要があります。マジか。

最後になりましたが、今回14thの本番会場はいつもの『川崎』ではなく『川口』となります。同じ『川〇』だからと言ってよく確認せず脊髄反射的に川崎に行ってしまわないようご注意ください。コアなファンの方ほど要注意です。
さて、本番までの約半年間、雨にも負けず、風にも負けず、セフィ〇スやイエ〇ーデビルにも負けず(予定)に研鑽を積んで参りますので、2019年5月5日は是非『川口』まで足をお運びください!

FCB14th始動

2016年10月、川崎教文にて我々FCBは完全燃焼いたしました。

回を重ねるごとに増え続ける演奏時間、ハードルが上がり続けるキャラ演出、加齢による体力の衰え、家庭の事情、ブラック企業…。

様々なものと戦いながら、FCB13thでは皆様と夢のような時間を過ごさせていただきました。

そして我々はしばしの眠りにつきました…。


あれから2年…。



大変長らくお待たせしました。
FCB14th開催決定でございます!


↓詳細情報↓
FCB 14th LIVE開催 | FCB: ファミコンバンド!
↑↑↑↑↑↑


すいません。詳細じゃないです・・・。



こんばんは。
鬼メモ@クラリネットです。


11月3日 都内某所。

待ちに待った日本シリーズ第6戦初回練習です。

音楽監督指揮の下、往年の名曲達が華麗に演奏される…わけにはいかず…。

私のクラリネットパートは
真っ黒な譜面*1にただただ呆然。

他の楽器の皆さんもそれぞれ高い、低い、速い、意味がわからない、など大変な様子。

いつものこととはいえ、これから半年間苦労しそうです…。

が、それでも最後はなんとかしてしまうのがFCBクオリティ! だと思っておりますので、どうぞご期待くださいませ。


さて、練習の後は決起会(という名の飲み会)です。

久々に集まった仲魔たちと近況報告を行ったり、新しい仲魔とコンゴトモヨロシクしたりしつつ、楽しい時間を過ごしました。

21時半スタート、3時間の飲み放題という無茶な時間設定だったため私は途中で失礼しましたが、最後まで残った方々はその後どうしたんでしょうか…。



そんなこんなでFCB14th、始動です!

これから半年間、精一杯頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします!

5月5日は川口リリアで僕達とパンパヤパーヤパヤパヤパヨポポン!!

*1:細かい音符がびっしりと並んでいる、の意

FCB13thを終えて

代表ヨシヲです。FCB13th終了いたしました。
今回は天気にも恵まれこともあり、過去最高1700名のお客様にご来場頂きました。厚く御礼申し上げます。

メンバー一同、まだまだお祭り気分が抜け切れない日々ですが、FCB13thまでの道のりをこちらでお話しさせて頂き、FCB13thの練習日記を閉じたいと思います。

FCB13thの正式な立ち上げ時期は、2015年9月まで遡ります。ここ数年のFCBは隔年での開催となっており、2016年10月にホールを確保するには、9月末の抽選会へ参加が必要だったからです。とはいえ、このタイミングでは13thの構想はまだ何もなく、翌年10月までに準備ができる目途も全く立っていない状況でした。
この時点でGOを出した理由としては、会場の川崎市教育文化会館(教文)がいつ取り壊しになるか分からないという危機感、これまでの資産を使いながらコンパクトなLiveにすればなんとかなるだろうという甘い見通し、そろそろあの興奮をもう一度味わいたいという飢餓感の3つだったと思います

抽選会場は教文の会議室の一室、FCBを含めて15団体ぐらいが抽選に参加していたと思います。ちなみに、FCB以外のすべての団体が学校関係*1でした。団体毎に点呼があるのですが、
「〜中学校さん」
「〜小学校さん」
FCBファミコンバンドさん」
ざわざわwwwwww。
抽選順位は下から3番目ぐらいで、冷や汗ものでしたが、学校関係の行事は基本的平日に行われるため、なんとか希望の日程が売れ残ってくれました。

それから、準備に時間のかかる1面、3面の演奏曲目の選定になるわけですが、こちらはそれほど時間はかかりませんでした。
オホーツクに消ゆ」は7thで演奏していましたが、このときは奏者10人足らずの小編成で、いつかフル編成で再演をと考えていた曲目でしたので、今回の1面メインにはうってつけでした。
3面のメインは、やはりこの枠は新曲をということになり、私はFFVII押しだったのですが、音楽監督がIIIだということでIIIに決定。
3面のサブメインは、いままで演奏した中からチョイスすることになりましたが、前回あれだけお客様の期待を裏切ったあの曲をちゃんとやろうということで、こちらもあっさり決定。
ここから音楽監督、指揮者、浄書係が半年間奮闘して譜面は完成にいたります。

メンバーに向けては、12月頭ぐらいに告知し参加可否を問います。私としては、12thに出演したメンバーには全員参加してほしいのですが、平均年齢30後半の団体ですので、残念ながら毎回脱落者が5名ぐらいは発生します。
今回はファゴット奏者を公募しましたが、欠員は大体メンバーの知り合いで埋まってしまうので、公式に一般公募はしておりません。(メンバーの知り合いになっていただければ、もぐりこむのは比較的容易だったりしますが)

並行して、練習場所の確保していきます。5〜10人の団体でしたら、そのへんのリハーサルスタジオを抑えるだけなので簡単なのですが、50人近くの大所帯で、しかも打楽器がレンタルできる会場となる非常に限られてくるので、一苦労です。
各会場使用日の3〜6か月前ぐらいに抽選があるので、とにかく候補の会場にはかたっぱしから申し込んで、取れたところが練習日になる。そんな感じです。
条件にあう会場がなぜか東京の北東部に多いので、横浜方面のメンバーから毎回文句を言われますが、どうしようもありません。

そして迎えた2016年4月24日、高円寺のとあるスタジオからFCB13thの練習が始動しました。私のタスクでいうと、ようやくここが折り返し地点、でもあとは楽しいことがほとんどなので気は楽です。
その後の本番までの練習風景については、これまでの練習日記を参照ください。多少の脚色はありますが、8割ぐらいは真実ですよ。

そしていよいよ10月30日の本番を迎えることになります。
ステージの内容については、ご来場いただいたお客様の目に入ったもの、耳に入ったものがすべてだと思いますので、余計な解説は控えたいと思いますが、何点か裏話を。

国本剛章さんのゲスト出演の話は、2015年末に熱血高校としてギャフンに出演した際に、お願いし快諾頂きました。
シークレットゲストでということは、こちらからお願いした事になりますが、国本さんにいろいろと気を使って頂いたようで恐縮でした。
お客様から「良かったよ」いう感想をたくさん頂いておりますが、一番楽しんだのは、ステージ上のFCBメンバーでした。ハドソンゲームの名曲の数々を、作曲者のご本人がベースで演奏できるという、まさに夢の舞台でした。

オホーツクに消ゆ」は、以前好評だった演目の再演でしたので、FCBがいつも通り演じれば?絶対にウケるはずだとの確信はありました。ただし、それに胡坐をかいていては本当に満足するものはできないという思いで、メンバー一同できうる限りのエネルギーを注いだつもりです。
私が一番印象に残っているのは、タイトル文字が書かれたあの吊り看板ですね。当初は、タイトル画面をステージに投影できないかと考えていたのですが、会場の設備の都合で断念。
「あ、MAC*2オホーツクのタイトル看板追加で作っといて、7.2m×0.9m」
と軽く発注し、あれになる事になりました。
当日、出来上がったタイトル文字を、会場の看板に張り付けてみたのですが、実はこのタイミングでは、紙のつなぎ目とかが結構気になったりで、苦労の割にはどうなんだろうという感想でした。
それで、いざ会場のバトンに吊り下げ、照明を当ててみると、タイトルが輝いて見えるです本当に。これはすごかった。
当日の録音を聴いてみると、このタイトルが下りてくるシーンだけ、会場の声が笑い声でなく、「おー」という驚きの歓声なんですね。これは、ドラクエ3のゾーマ以来2回目ではないでしょうか。
ちなみに、この吊り看板、上にあげてしまうと全く見えなくなってしまうので、ステージ終了後の片づけの際には、すっかり忘れ去れておりました。では打ち上げにGOというタイミングで、ホールのスタッフに呼び止められ、何人かのビールがお預けになったのでした。



「熱血硬派くにお君」はなんと言っても、主人公くにお君の演技につきました。
ですが、このくにお君、演出内容が固まってから本番前日までの1ヶ月間、主人公役のおにっちがほとんど練習に来られないというアクシデントが発生し、一時期は演奏自体をを諦めようかと思っていました。
そんな中、殴られるだけの他のメンバーは、くにお君がいないにも関わらず、黙々と殴られ、蹴られ、殺される練習を繰り返しています。これは自分が諦めるわけにはいかない、覚悟は決めました。
本番前日、いよいよくにお君が登場しリハーサルですが、相当陰で訓練を重ねていたのか、そもそもそういう人だったのか、ゲーム道理のスタイルで次々と不良、スケバン、○くざ等がボコボコにされていきます。FCBの底力を感じた1曲でした。



「ルート16ターヴォ」は、近年で一番短い演奏だったかもしれません。もちろん題材とした某有名RPGが初代だったこともありますが、あまりストーリーを追うことはせずに、30年たっても色あせない記憶を余計な演出を加えずに再現してみました。
今回はこの曲に限らず、全体的に照明に力をいれましたが、この曲は特に演出に欠かせない要素として、照明担当とは調整を重ねました。魔法使いのギラ一発でウィンドウが赤くなる(2回目で死亡)、ローラ姫と一泊するとなぜかラブ○風の照明(実際のゲームにはそんな色はありません)、ダンジョンでレミーラの効果がだんだん薄れる、虹の雫の照明等、気付いて頂いたお客様も多かったようで、大変嬉しかったです。



ファイナルファンタジーIII」は実質的に唯一の新曲ということもあり、仕上りが遅く最後まで冷や冷やでした。でも、メンバー皆このゲームが好きなんでしょう、ゲームのBGMを忠実に再現しながらも、そのゲームをプレイした際の気持ちが込められた演奏になったと思います。
ラスボスを倒した後の撃破音について、毎回ゲーム実機からとった音を名人マシン(叩くと、殴ったり、死んだりする音が出る機械)から出していたのですが、今回は私のリクエストで生楽器で再現することにしました。本番、期待通りの演奏が行われ、個人的には一番嬉しいポイントでした。




ライブ同様長くなりましたが、FCB13thの裏話もここまでとします。まだまだ、たくさん話したいことはありますが、続きは年末or年始に放送予定の、キノコ国本ギャフンといってみようを楽しみにしていただければ幸いです。

最後になりますが、今回の13thLiveも本当に沢山の方のご協力、ご厚意によって実現することが出来ました。
舞台、照明、進行を手伝って頂いた皆様
受付、会場整理を手伝って頂いた皆様
ちらし、チケットのデザインを手がけて頂いた、hounori様
素敵なパンフレットの表紙絵を提供頂いた、みずしな孝之
竜王(変身後)のコスチュームを提供頂いた、下町ファクトリー様
急なお願いにも関わらずご登壇頂いた、上野利幸様
ゲストステージに全面的にご協力頂き、メンバーに感動を頂いた国本剛章様
川崎市教育文化会館のスタッフの皆様
FCBメンバー一同、心より感謝、御礼申しあげます。

次回のLiveは残念ながら未定ですが、14thLiveを心待ちにしているのはメンバーも一緒です。今後ともFCBをよろしくお願いいたします。

*1:季節がら合唱コンクールがほとんどでした

*2:FCBの敏腕大道具主任です。