FCB練習日記

いったいおれ どうな て

ネームエントリー

皆さまいかがお過ごしでしょうか。チューバパートのトンキーです。

7月1日、バンドマンひしめく高円寺の街に降り立ったひときわ異彩を放つ一団。さまざまな楽器を手にしたどう見てもカタギにしか見えない青年後期〜中年の男女。それは近年平均年齢の上昇著しいファミコンバンド

このところなかなか若手メンバーが定着しませんが、みなが70歳くらいになってもFCBを続けていたらそれはそれで面白いかもしれません。もう老人キャラしかできなくなってブライとかフースーヤとか亀仙人しか出てこない、みたいな。

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この日はおよそ三週間ぶりの練習日でした。合奏は11thライブのメイン曲を重点的に。旅の風来坊や世間知らずのお姫様や記憶喪失の老人などが職を転々としながら世界を救う物語です。

過去数回のライブで演奏してきた大曲に比べて無茶度は多少下がっている気もしますが、やはり人力で演奏するのは大変です。ファミコンの中の人達が持っている無尽蔵のスタミナと正確無比な演奏技術は我々にはありません。個人練習の不足もあいまってまだまだバンド内の息が合わず、とりわけ曲の変わり目ではアンサンブルが大きく乱れます。先は長い。

でも、やはり人力でアホな演奏・演出をやるのがファミコンバンドです。しがないアマチュアバンドではありますが、決して大きくはない限られた容量・スペックの中でアイディアと努力を活かして面白いものを作る、それが「ファミコン的」ということではないでしょうか。俺うまいこと言った。

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練習後の飲み会では、我らが代表・ヨシヲ氏のお子様(現在、胎内育成中)の名前が話題に。まだ性別が分からないのですが、かな表記で4文字以内(濁点も1文字)という条件のもと団員一同真剣に討議を行いました。かつて「きたへふ」という投手もいましたね。

「いお」「めらみ」「さ゛らき」等の無難な名前が発案されましたが、いずれも決め手を欠き議論は難航。しかし最終的に、男子の場合は「パチ夫」ということで皆の意見が一致しました(女子の場合は未定。皆さまにもぜひ考えて頂ければと思います)。

ただしヨシヲ氏の家庭内権力の問題により、男子だったとしても戸籍上は「パチ夫」以外の名前になる可能性があります。しかしそんなことは大した問題ではありません。敬愛する代表のご子息(ご息女)の名付け親になることができ、団員一同感無量であります。