FCB練習日記

いったいおれ どうな て

君主(忠誠度 - )7thを振り返る

代表ヨシヲです。本番から少し間があきましたが、当日の様子をすこし綴ってみたいと思います。

  • 6:00

起床。私が代表として始動して約10ヶ月。長い冒険の旅も今日で終わりを告げる。やれることすべてやり、悔いの残る点など一点もないのだが、逆にこれで失敗したらというプレッシャーで、朝から気持ちが重い。昨夜は3時まで司会原稿を書いていたが結局未完。

  • 7:20

礼服、楽器、軍服、楽譜、その他小道具いろいろ。異常なほど大量の荷物をもち駅へ歩く。雨も降ってるし、車で行きたいが、4面(打ち上げ)を考えるとそうもいかず我慢。電車内でやたら他のメンバーにあうが、みんなそろって大量の荷物を抱えているため、非常に邪魔。すでに一般客から非難のまなざしが・・・。

  • 8:45

ホール前に集合。午前中に教員採用試験のきっちょむを除いて全員集合。先生がFCBで本当にいいのか?

  • 10:00

舞台設営が終了し、リハーサル開始。3時間の演奏会のリハを、照明・ネタあわせも含めて4時間でやるのは、どう考えても時間的に無理があるが、開演時間はすでに告知してしまっているので、もはやどうにもならない。全員にBダッシュを命ずるが、忠誠度がまた一気に下がる。リハ中、ルート16ターボで、ボーカルエロスのマイクパフォーマンスにホール音響担当者から、クレームがはいる。本番はスタンドからマイクをはずさないと約束し、その場を収める。周到な準備もあり、短時間であったがなんとかリハもクリア。遅い昼飯を食う。

  • 14:30

開場。楽屋から見える受付の映像。堰を切った様に入場されるお客様に、メンバーから歓声が。ところが、5分、10分、15分、一向に途切れることのない客足に、不安がよぎる。まさか、入りきらないなんてことはないよな。しかし、開演10分前、不安は現実のものとなった。受付から入場整理が出来ないので、開演を遅らせてほしいとの要望が。どうしようもなかった。これ以上のお客様の入場をお断りし、5分押しの進行を指示する。

  • 15:00

ここでホール側からクレームが、ホール内に立ち見がいる場合、2ベルは鳴らせませんと。影マイクで、着席のお願いをするが効果なし。客席をみると、あきらかに空席より立っている人のほうが多い。目の前が真っ白になった。
そのとき、「俺が客席を整理する!」前代表の栄太郎そう言って、ステージに向かっていった。わずかな空席に立ち見客を誘導するが焼け石に水だった。5分後「ワ○ダ吹奏楽団の関係者の方、申し訳ありませんが一旦席をお譲りください。」後輩たちが席を譲ってもらう。こうするしかなかったが、断腸の思いだった。今まで、最高でも200ぐらいしか入らなかったFCBを500人以上のお客様にきていただいた。全員にありがとうとお礼を言いたいぐらいなのに、お帰りくださいだって?申し訳ないという気持ちと、悔しさですこし涙が出る。2ベルが鳴った。

  • 15:15

「FCB7th GO」アオケムのコール!「ファミコンウォーズがでーるぞ♪」客席後方の扉を蹴破る。一斉に満員の観客の注目が我々に集まる。そして笑い。拍手。10年近くFCBをやってきたが、こんな反応ははじめてだった。オープニング曲は任天堂の名作25タイトルを綴った「大任天堂メドレイ」。すでに、客席とステージが一体化していた。2曲目は「オホーツクに消ゆ」正直に言うと、この曲が(演出込みで)もっとも自信があったが、練習開始当時もっとも不安だったのもこの曲だった。本当に、静止画の再現で笑いを取れるのか?結果は大成功、演奏後、過去最大の拍手喝采を受ける。10/21発売の週間ファミ通いい電子で、みずしな先生に「馬鹿もつきとうせばかっこいい」おっしゃって頂いたが、41人のメンバー全員が馬鹿になったことで、客席に思いが伝わったかなと今となっては思う。
続く2面、あたたかい客席のおかげで笑いが終始絶えない。唯一の汚点は、ルート16ターボでエロスが音響との約束を破り、ド派手なマイクパフォーマンスを。そしてマイク落下、マイク破損。演奏会終了後、音響担当にこんこんと説教をされたことは言うまでもない。
3面。「信長の野望」まずまず。「ドラクエ5」さすがに後半集中力がおち、ミス連発。本当はもっとうまく出来るはずなのに、膨大な練習時間を考えるともったいなかった。そしてアンコール。拍手の嵐。会場のお客様以上に舞台上のメンバーは感動していた。終わった・・・。

  • 21:00

行きつけの居酒屋で4面(打ち上げ)開始。この後は確かな記憶がない。8th?次はサントリーホールでしょ。




最後に、
会場に駆けつけてくださったお客様。
当日、受付、照明、進行等お手伝いいただいたスタッフ。
パンフレットの作成に協力頂いたしなっち様
40人の馬鹿で熱い仲間たち。
ファミリーコンピュータ

ありがとう。