FCB練習日記

いったいおれ どうな て

じゃ、イース通しますか!

クラリネットパートのヒューマンです。

7月17日、朝9時から夕方5時まで某新宿の施設にて練習が執り行われました。

社会に出て早十余年、会社でもとっくに中堅どころになり始めているメンバーも多いFCBにとっては中々のハードスケジュールです。

しかも我々の活動にとって一番の醍醐味と言っても過言ではない練習後の宴的なアレやコレやが一切開催出来ないというこの状況下、かつてない程の厳しい環境であることは否めません。

しかし、我々も年季の入ったオリンピック選手さながら、ゲームへの情熱と喜びを共に分かち合うことを生きがいとし、何よりこの活動を心より愛する者たちです。

入室前の検温やアルコール消毒に始まり、会場内の定期的な換気等今のご時世に合わせて可能な限りの対策を行い、「安心安全な15th preview」の開催に向けて今日も我々は楽器を吹き鳴らします!

まずはカプ〇ンメドレーからですが。
preview本番まで約二カ月となり、演奏面もさることながら演出面での考慮を広げていく時期となってきました。
この限られたメンバーの中で、何とか曲の演奏自体は可能に思えてきた今日この頃ですが、FCBの代名詞といえばやはり超ハイクオリティのキャラ演出の数々。

この曲の表現には最低8人のキャラが必要…!!ぐぬぬ…、しかしここでチューバが減るのは痛すぎる…!なに、トランペットが3人も減る?!しかし演出も捨てがたいし…、ぐはぁー、一体どうすれば…!!
等々悩みの尽きない練習の日々です。

とある任〇堂の曲では、

「あ、君はここ吹かなくて良いから」と言われ、

(・・・えっ?あ、そうか。私はここでキャラに出なきゃ行けないのか。ってことはその前後も8小節くらい吹けないな…。)

「了解しました!」
そっと楽器を置き、自分のキャラが今この瞬間確定したことを悟りながら譜面に大きく×印を記すのでした。

今回のpreviewでは残念ながら参加を見送ることになったメンバーも真の15thでは主役を張るキャラとして帰ってくるかもしれません。
あれ、この曲には演出無いんだ?という曲がもしあったら、それは真の15thに乞うご期待です!

そしてクロ〇トリガー、これもかなりハードな曲の数々。全編に渡って、しっとりとした美しい曲から激しいバトル曲まで幅広いラインナップを超大盛でお届けするご存じスーファミRPGの金字塔。

吹き終わる頃には、メンバー全員息も絶え絶え。

今日はもう一曲〇’sの練習予定がありましたが、もう良いでしょう。今日はここらで終わりに・・・。

「じゃ、イース通しますか!」

ここで指揮者のハツラツとした声が響き渡りました。

「いや、もう良いっす」

「えっ、もうイーッス?」

(会場全員大爆笑)(静寂)

おあとがよろしいようで。

それではFCB 15th Previewでお会いしましょう!
日時:2021年9月20日(月・祝)
会場:川口リリア メインホール
※別途オンライン配信検討中

お楽しみに!

ひさしぶりの練習日記です。

トランペット・コルネットパートのエロスです。

FCB 15th Live Previewの練習日記をお届けします。

6月27日、新宿の某文化センターにて、朝9時から夕方5時まで日曜日をフル活用したハードなリハーサルを行った。

この日、Nintendo、カプコン、Y’sをそれぞれ初めて通し、録音した。

各曲の録音を聴き終えた今、「ようやくここまで来た」とひとまず安堵する思いだ。

もちろんまだまだ荒削りだし、完成形の追及に終わりはない。

しかしそれぞれの曲の全体的なストーリー感を再現するところまでまずは漕ぎつけた。
こんな風に思うのは今回のFCBが、やはり世の中この状況で今までのような勢いではできないのではという不安を抱きながらの発進であったからに他ならない。

今年本当に開催できるのか、開催すべきなのか、開催したいのか。メンバーで議論を重ねた。

そして15thの本格開催は来年に持ち越し、今年はそのPreview版をやろうという結論に達した。

集まった人数はやはり前回14thより減った。

幸い欠落パートはなく、フル編成のバンド体裁は保てているものの、はじめのうちはなかなか音が揃わなかった。

奏者間のディスタンスを十分に空けての練習のため、周りの音の聞こえ方がこれまでと異なり、一部やりづらさもあった。

それでも辛抱強く練習を重ねていくうちに、徐々にお互いを聞いて音を合わせていけるようになった。

それぞれの曲に対する愛着も格段に増した。不安よりも楽しさの方が大きくなってきた。

Previewは確かに物理的な意味で「縮小版」となるのは否めない。

メンバー数、上演時間、来場者キャパ、いろんな数値が前回14thと比べても小規模となる。(上演時間2h半はむしろこれが常識的だが…)

だからと言って情熱まで小規模にするつもりは誰の心にもない。

今回不参加のメンバーにもそれぞれの事情がある。

家族への感染予防徹底の理由など、参加したくても断念せざるを得なかったメンバーもいる。
そういったメンバーの思いも含めてひとつになって、一切の手抜きはせず最高のステージを作り上げたい。あるのはその思いのみ。

FCB 15th LIVE Preview 9月20日(祝)於川口リリア

乞うご期待!

FCB 15th Live Preview開催します。

ご無沙汰しております。代表ヨシヲです。
全国65536人(推定)のFCBファンの皆様。大変お待たせいたしました。
FCBの次回Liveの開催が決定しましたのでご案内いたします。

FCB 15th Live Preview
2021年9月20日(月祝)
川口リリアメイン ホール
開場 12時15分 開演 13時 (今のところの予定)

Preview」ってなんだよと、つっこまれてそうなので回答します。
もちろん、次回Liveは「FCB 15th Live」として準備しておりましたが、コロナ禍がFCBにも直撃しており、不要不急の最たるものである我々の活動も、遅々として進んでいない状況にあります。
そんな理由で、これまでと同じ質・量でのLive開催は不可能と判断しましたが、いざやめようとすると「それをすてるなんてとんでもない!」とどこからともなく声が聞こえたため、現状できる範囲で15thLiveを披露することといたしました。
真のFCB15thは、コロナも少しは落ち着くであろう来年9月以降に、改めて企画したいと考えておりますが、今年9月はPreview版として、FCB15thの一部を公開させていただくことにしました。

不完全なものをお見せすることに対する葛藤はありますが、9月開催に向けて、現在の社会情勢の中でできうる範囲で準備を進めたいとメンバー一同考えております。
どうか、生暖かい目でご期待いただければと思います。

なお、今回も川口リリアメインホールでの開催となりますが、座席数は大幅に制限せざるを得ない状況です。
ここ数回のLiveに来ていただいたお客様全員を会場でお迎えすることは困難な状況ですが、FCB初の試みとしてオンライン配信を現在検討中です。決定しましたらオンラインでの参加も是非ご検討ください。

本番まであと3か月、FCBは生きていますのでどうかお待ちください。

「おとなの文化祭」は明日です

バスクラリネット担当80です。
クラシック音楽は「再現の音楽」だそうです。楽譜から作曲者の意図を読み解き、時代背景を考慮して曲を創り上げることが求められます。我々ファミコンバンドは、ある意味「再現の音楽」をやっています。吹奏楽でゲーム音を出すことに飽き足らず、ゲーム画面も再現して皆さまにお届けします。
知り合いに「君らのやっていることは総合芸術だね」と言われました。総合芸術のオペラにゃ到底及びませんよ、と思いましたが、音楽、演劇、歌…など、複合要素で成り立っているから、総合芸術といえばそうなのかな?「おとなの文化祭」の方がニュアンスは近い気がします。

さて、そんな「おとなの文化祭」も明日に迫りました。練習も大詰め。本日は本番ステージを使った12時間超えの前日練習です。

やることは山積みです。直前にそんなやることあるの?事前にやっておけば?と思われるかもしれませんが、本番ステージではないと分からないことがたくさんあるのです。

その1つは、音の響き。今回会場となる川口リリアのホールは、音がモヤモヤして聴きづらい傾向があるので、いつもよりハッキリした硬めの音を出すように指揮者から指示が飛びます。*1
また音のバランスも重要です。特にマイクを使用する場合は、その音量調整をしなければなりません。音関連の確認には、指揮者、音楽監督、代表はもちろん、各パートのメンバーが入れ替わり立ち替わり客席に座り、曲がどう聴こえるのか念入りにチェックします。

そして、演出の最終確認も実際のステージだからこそ。実寸のステージは、今までの練習とは勝手が違うことが多く、その場で演出を見直していきます。照明や音響との細かい打ち合わせも、やらなければなりません。

こんなことを黙々と進め、気がつけば時間は21:45!本当にあっという間…。最終撤退時刻22:00に間に合うように、急いで荷物をまとめて一同帰宅の途に。朝日の中みたはずの川口駅は、すっかり夜のネオンにまみれていました。

なんか「明日やりましょう」って言われたことがいくつかあった気がするけど…アレ、明日本番ダヨネ?まぁどうにかなるでしょう!?
明日は集大成をお見せします。お楽しみに!!

*1:お客様が入るとまた響きが変わってくるのが悩ましいところです。

FCBまであと2日!

はじめまして。新人のくりりんです。栽培男はまだ倒せません。

いよいよ明後日を14thにむかえたFCB
SNSではGWにも関わらず最後のわるあがきに勤しむ団員達の姿が見られます。

本番が近づくにつれ増えていく荷物と楽器を手にいざ江東区某所へ(キャリーバッグ+楽器がFCBスタンダード)

本日は朝から練習→ゲネプロ
気分はまるで最後のセーブポイント
ちなみに貼り紙には『FCB256th』と書いてあります。
少なくともあと242回はライブがあるようです。人間やめなきゃ。

ハイエース2台分の大道具の搬入を終え(練習室は4F)息つく暇もなく2面や1面の細部を詰めていきます。

ネタバレを避けるために多くは語れませんが、個人的感動ポイント
ロックマンがいる
・イエローデビル
・最適化された着替え方式
・各種装備の完成度の高さ
・某スポーツゲームの目まぐるしい運動量とキレ
・主役を食ってしまうくらいクオリティの高い脇役の歌唱力と存在感
・各種オプションパーツの完成度
・急激なテンポの切り替えが脳内補正だけで行える
etc...

デスマーチゲネプロでは魔◯村やコン◯イの謎で培ったであろう忍耐力でつつがなく進行。
本番直前まで温められていた数々の新ワザや最終形態が飛び出し、演奏どころではなくなりそうなのを必死に堪えます。
まだまだ変身を残している方も多く、本番中演奏を継続できるか非常に不安です。

苦しい楽しいゲネプロも脱出時間の関係で3面の途中で泣く泣くストップ。
あれ?タイムリミットまで4時間近くあったはずでは…?
『今回'も'最後まで通せませんでしたね』という代表の言葉から察するにこれが通常営業であることが伺われます。
あれをぶっつけでやってたの???

精魂尽き果てかけている気力を振り絞りダンボールや色合いが独特の着衣が散らばる部屋を10分でもぬけの空に。
素晴らしい劇的ビフォーアフター

人類共通のラスボス『時間』に苦しめられつつ、戦士たちは体力回復のためにエリクサー(麦)を摂取しに本拠地?高田馬場へ。

唇・舌・腱がもたないかもしれない。
着替えが間に合わないかもしれない。
タイツは滑るから転ばないか心配だ。

などなど不安は残るものの明日はいよいよ約束の地 川口に乗り込み最期の練習!

5/5まだわずかに席が残っているようですので機を伺いすぎてチケット入手出来てない方、まだ間に合いますよ!

FCB14th
乞うご期待!